三宅島 元気ハツラツぅ?

2011年 11月 07日 ( 1 )

異論! 反論! OBJECTION?

月日の経つのは驚くほど早いもので、筑紫哲也さんが亡くなって今日で3年。

 正直言って、『朝日ジャーナル』の編集長時代、40代の筑紫さんは、先鋭的なことを言うちょっと”チャラい”ジャーナリストという感じで、あまり好きではなかった。
  平成の時代に入いっても、どちらかといえば子どもの頃からラジオで聴いていた久米さんの『ニュースステーション』の方が贔屓だった。それが『NEWS23』の筑紫哲也にシフトしていったのは、いつの頃からだったか覚えていない。だが、後年たまたま間近で話しを伺う機会が何回かあって、ジャーナリストとしてはもちろん、その多面的な人間的魅力に引きつけられた。

d0161382_12525191.jpg  いま彼が生きていれば、阪神大震災のときと同じように、3.11にはすぐ宮城や福島に駆けつけ、現場から中継したであろう。また「一つになろう、日本」なんていう原発事故をなかったことにするようなキャンペーンではなく、  「多事争論」  を巻き起こしていたのではと思うと残念でならない。
 筑紫さんに続くと思われるジャーナリストは、鳥越俊太郎、長野智子、金平茂紀、国谷裕子氏などいないわけではないが、その多くは巨大メディアのなかで、どちらかといえば冷遇されている。

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 福島第一原子力発電所の事故報道でも、原発の安全神話が「ずっとウソだった」ことが分かっているのに、事故後もずっと「ただちに健康に影響ない」や「風評被害防止」をいう政府と専門家だという原子力村の学者たちの見解をそのまま流すだけ。その後、原発から20kmとか30kmどころか、東京周辺等でもホットスポット見つかり、内部被曝の心配や土壌汚染対策に莫大な経費がかかることが明らかになった。
 事故前の「メディアとスポンサーの電力会社の癒着」構造が、事故後も基本的に変わっていないことが、国民の命にも影響を及ぼす事態を生んでいることへの反省は、主要メディアから出てこない。

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 筑紫さんは、TBSがオウムに坂本弁護士へのインタビューテープを見せたことが坂本一家殺人事件に繋がった事件で、「報道機関が存立の最大のベースは、信頼性です。その意味で、TBSは今日、死んだに等しいと思います。」
「過ちを犯したということもさることながら、その過ちに対して、どこまで真っ正面から対応できるか、その点でもTBSは過ちを犯したと私は思います。そして、これからやるべき事はいっぱい残っていおり、自分たちがどういう事を考え、何をやっているのかという事を、もう少し公開すると言いますか、きちんと説明するということも一つの勤めだろうと思います。」と述べた。
しかし、いまこんなに率直に自分たちの過ちを謝罪するジャーナリストはいるでしょうか。


                      ☆  ☆  ☆

  信頼できないといっても、現代の情報社会、ジャーナリズムが確立されていないこの国でもメディアの情報に私たちは頼らざるを得ない。では、メディアに流されない能力=メディアリテラシーを少しでも向上させるためには、どうしたらよいのでしょうか。

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  筑紫さんはこのことに関する「論」として、「知の三角形」ということを述べている。
情報社会の洪水におぼれないためには、私たちが日々メディアから摂取している情報=Information(I)と自ら向上させる知識=Knowledge(K)、知恵=Wisdom(W)の三つが形作る「知の三角形」をバランスよくしていくことだという。

 私たちはTV等を通じたIの摂取ばかり多く、それを判断するためのKの摂取が少ない。最終的に判断・理解するWはもっと少ない。この三角形のバランスの取れたものにするために、まずKを増やさなければならない。そのためには、物事に対して好奇心と探求心を持って、少しずつ知識を増やしていくこと。それが一定の段階でW=知恵の増大に繋がるというのだが・・・。

 まあそうなんでしょうけど、面白くもないテレビのスイッチを入れ、今夜も1杯飲むということが習慣づいてしまった身には苦行のようにも感じる。しかし、そのむかし難しい計算が解けたときの感動でも思い出して、少しは、「血」じゃなくて、「遅」・「恥」でも、「もちろん痴」でもなくて、「知」を増やす努力もしましょうかね?

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2008年3月28日(金)News23  筑紫哲也の最後の「多事争論」 

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                     ~ 略 ~
 力の強いもの、大きな権力に対する監視の役を果たそうとすること、それから、とかく1つの方向に流れやすいこの国の中で、この傾向はテレビの影響が大きいんですけれども、少数派であることを恐れないこと、多様な意見や立場をなるだけ登場させることで、この社会に自由の気風を保つこと、そいうことが含まれています。

それを実際に、すべてまっとうできたとは言いません。しかし、そういう意志を持つ番組であろうとは努めてまいりました。この18年間、人は変わったんですけど、そのことでは変わりはありません。同じようにこれからも松明は受け継がれていきます。

この18年間の間、どうして番組が生き残れたんだろうかということをこの際、私は改めて考えてみたんですけども、やっぱり1番の理由は、やはりご覧にいただいてるみなさまからの信頼感の支えが大きかったと思います。

どうぞこれからも変わらぬ、変わらずニュース23をよろしくお願いいたします。


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★ おすすめ
生前の筑紫哲也さんからの最後の活字メッセージ 「若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ」
       と
井上陽水・中島みゆき・石川さゆり・Cocco、綾瀬はるか・草なぎ剛・おすぎ・太田光、坂本龍一・大林宣彦・阿川佐和子、梅原猛・姜尚中・寺島実郎・天野祐吉・立花隆、松坂大輔さんらによる筑紫さんの三回忌を前にした追悼集。タイトルはそのままずばりの 「 筑紫哲也 」 (週刊朝日MOOK)



 きょうは、ざっとこんなところです        
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by Wamploo | 2011-11-07 17:44 | Other



噴火から10年、帰島から5年、火山ガス「噴出ヤメッ!」とは、なかなかならない三宅島に、元気を取り戻してもらえるように、写真を中心に、テキト~に文章まき散らし、テキトーに規則正しく綴っていければと・・・
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