三宅島 元気ハツラツぅ?

GWは、優しかった母さんと写真館で写真を撮り

  今年のGWは、優しかった母さんと写真館で写真を撮り、国民に懸命にメッセージを伝え、10万年後を想いつつ、忽然と姿を消したアーチストを追い、人間と地球が抱える問題やその尊厳を伝えながら、故郷への郷愁を感じていました。

先日ラーメン屋で読んだ『OL進化論』風にいえばこんな感じ・・・
要は、いろいろな用事を片づける合間に映画やエキジビションに行っただけなんですけど。

 まず観たのが「八日目の蝉」4歳まで優しい母だと思っていた人は、実は愛人の男の家から乳児だった自分を誘拐した犯人だっというのがベースのプロット。

 大学生となった主人公恵理菜は、地中から出て七日目に死んでしまうはずの蝉が、もし翌日も生きていたら、自分だけ生き残る特別な蝉(人)生は幸せなのかと疑問を持つ。しかし、幼い頃一緒に過ごした千草と行動を共にするある日、「八日目の蝉は、他の蝉が見られなかったものを見ることができる。それはひどいものばかりではない」という彼女の言葉に、恵理菜も「自分も実父母も誘拐犯だった母も八日目を生きているんだ」と不意に思う。これが題名の由縁になっている。


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Cicada of the Digi-Came





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 「ネタバレ」になっては申し訳ないので、これ以上触れないが、永作博美・井上真央・小池栄子の演技も、最後の舞台となった小豆島の風景も良かった。ただ角田光代の原作の映像化ということで期待が大き過ぎ、展開が「もうちょい」というのが率直な感想でーす。
 だいたい井上真央のラブシーンでオッと期待させといて、背中をチラッとみせるだけという罪作りな絵が、オジサンには誘拐犯より許せない!?

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 その次に、これも話題作の「英国王のスピーチ」に。
 ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚で先月末からトピックとなっている英国王室のエリザベス現女王の父、ジョージ6世の物語。
  ヒットラーが権力を掌握する第二次世界大戦前、ジョージ6世が王子だった時代、兄エドワード8世が「王冠をかけた恋」のため1年足らずで退位し、自分にお鉢が回ってくる。吃音で国王としてのスピーチに悩むジョージが、変わり者の言語聴覚士や妻の助けで、ヒットラードイツへの宣戦布告の際の英国民向けの歴史的演説をして、国民に愛される国王になっていくというもの。
 コリン・ファースやジェフリー・ラッシュなどあまり縁のない英国の俳優さんたちでしたが、その演技力や脚本・演出・カメラワークなどどれも(予想外に)素晴らしい映画でした。ただ最後の場面で、これから戦争だというのに、ジョージ6世も周囲もスピーチの成功に酔いしれているのは「オイ オイ」という気も。

 三本目は、「100,000年後の安全 」というフィンランドの核廃棄物最終処分場を扱ったドキュメンタリー映画。

 資源の乏しいフィンランドは、ロシアなどからのエネルギー輸入も少なくない。
 この国は、19世紀初頭から100年以上帝政ロシアの植民地とされ、その後もソビエトに侵略された歴史を持つ。現在もロシアから侵略されなくても、もし電力や天然ガスの供給を止められれば、極寒の地の国民は凍死しかねない。そうした脅威から逃れるため、4基の原子力発電所を稼働させている。
 ただ、安定した岩盤で、原発にとって最も危険な地震は、体感できない程度の揺れがフィンランドのどこかで年に延べ15~30回起こるだけで、地震や火山の巣といわれる日本とはまるで違う大陸プレートの上に立地されている。

映画『100,000年後の安全』

 原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場を持つ国は、いま世界でこの国だけ。他の国の原発は「トイレなきマンション」ともいわれるように、その使用済み燃料を最終的にどうするか決めないまま行き当たりばったりで稼働している。
 シベリウスを生んだこの国は、固い岩盤を掘削し地下500メートルに地下都市のような永久地層処分場"オンカロ(隠された場所)"を建設している。何万年もの半減期の核廃棄物が安全なレベルになる10万年間の耐久性を持つ設計だという。

映画『100,000年後の安全』

 しかし、最終処分場を運営する当事者たちは、施設は10万年保たれたとしても、その間安全に管理できるのかという点で苦悩し、議論を重ねている。
 10万年後、人類がどのような状況あるかは誰も分からない。掘り返されれば核物質を巻き散らしてしまう。オンカロを発見した未来の文明に、危険だというメッセージを伝える方法はあるのか。

映画『100,000年後の安全』

 現代から10万年さかのぼると、ホモサピエンス(現生人類)がアフリカ中部に誕生した時代だ。日本列島はその1/10の1万年前でも、いまの富士山が生まれた頃で、大陸とまだ陸続きの時代。日本がどこに最終処分場をつくるにしても、10万年後そこが陸地なのか海か、山頂なのか未来都市かだれもが「想定外」である。

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 未来へのメッセージの話しに戻ると、いまの言語が10万年後にも理解され、「ここは危険。立ち入るな」という警告が10年後の知的生物に伝わったとしても、むしろピラミッドのように財宝が隠されているのではなどと探求心を煽ってしまう心配があると処分場幹部は苦悩する。むしろ人々の記憶から忘れ去らせてしまった方がよいのではないかとも。しかも、延々と人々の記憶から消し去るという作業を続けることを忘れず、代々引き継いでいかなければいけないというやっかいなジレンマをかかえながら。

映画『100,000年後の安全』

 ともかく考えさせられる映画でしたね。
 日本では54基の原発から毎日およそ1.5トン、年間広島型原爆の5万発分の死の灰が発生しているという。メルトダウンがついに明らかになった福島原発自体やいま現在もその周囲に巻き散らかされている放射性物質も含め すでに発生してしまった高レベル放射性廃棄物をどうするのか。
これは、原子力発電に賛成だろうが、反対だろうが解決しなくてはならない問題だ。

映画『100,000年後の安全』

映画『100,000年後の安全』


 映画以外では、東京国立博物館(上野)の「写楽展」へ。
江戸の街に突如出現し、10ヶ月であっという間に姿を消した謎の絵師 東洲斎写楽。「生写楽」をはじめてみました。
 アニメの元祖のようなタッチも感じる浮世絵。役者絵など実際とどのくらい似せているのか前から疑問でしたが、歌川豊国や勝川春英など同じ役者を描いたライバルの浮世絵師の作品も展示され、それぞれ個性はあるものの明らかに同じ人物が描かれていました。

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 また、180の展示作の半分以上が、大英博物館やシカゴ美術館、ギメ東洋美術館(パリ)など海外所蔵品で、こんなに文化財が流出してしまっているのだとあらためて驚きました。
 震災や原発事故の影響を心配して、海外の美術館等が貸出について「日本お断り」となって、各地の美術展が中止に追い込まれているらしいのですが、開催にこぎつけた「写楽展」のスタッフ苦労と努力がしのばれました。

 このほか先週も紹介した 「Days Japan」の写真展『地球の上に生きる2011』と三宅島のブロガーの作品の『島民4人と1ぴき 写真展』に
開催はいずれも18日水曜日15時までです。ご覧になっていない方はお早くぅ!

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                   島民4人と1ぴき 写真展

5月3日~5月18日 10:30~19:00(最終日は15:00まで
新宿駅前(東口) コニカミノルタプラザ(新宿タカノフルーツ4F)にて開催。


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 このブログもおかげさまで今週で満1周年。1年続くなんてまったく「想定外」でしたが、とりあえず期間では、写楽に勝ったわけです?!
 この間の記事数は57で、本当にいい加減な更新の割に平均1週間に1回ぐらいはUPしていたことに。
当初は1日数人だった訪問者も、最近は30人前後、この間延べ7千人のご訪問を頂きました。
 「文章をテキト~にまき散らしながら、テキトーに規則正しく更新していければ」という当初のマニフェストどおり、今後ともテキトーを旨として、あと少し(100,000秒くらい?)続けたいと思います。
  低レベル描写性ブログを見ても「ただちに健康に影響はない」と官房長官や保安院もいうハズですので、安心してときたまのぞいていただき、また三宅の風景等にひと言など頂ければ幸いです。
                 2011/05/14     Champloo

by Wamploo | 2011-05-14 22:54 | Other
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噴火から10年、帰島から5年、火山ガス「噴出ヤメッ!」とは、なかなかならない三宅島に、元気を取り戻してもらえるように、写真を中心に、テキト~に文章まき散らし、テキトーに規則正しく綴っていければと・・・
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