三宅島 元気ハツラツぅ?

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コタツで読書の冬 その2

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  今週は、東京都心や多摩でも1月23日(月)夜遅くからの雪で、翌日からも4cmの積雪の影響でしばらく通勤・通学が大変だったようですが、三宅島も24日に初雪。
  といっても、雄山の山頂だけですが(初冠雪)。気温上昇や雨ですぐ消えてしまうと思われましたが、今日もまだ白い綿帽子を被ってます。やっぱり三宅も冬なんです。 26日昼前には平地でも雪が降りました。写真を撮る暇もなく、3分ぐらいで止んでしまいましたが、一瞬目の前がまっ白となる三宅でははじめた見た光景。
 そのようなわけで、寒さがりのオジサンは、前々回のブログに続き、コタツで読書の冬継続中。


その正義があぶない 小田嶋隆  日経BP社

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  12月半ばに紹介 した元TBSのADで83年の噴火時には三宅島を取材をしたという島にも縁のある小田嶋隆さんの 「地雷を踏む勇気」 の続編。

<毎週金曜日に公開されるや否やネットで大議論を巻き起こすコラム 「ア・ピース・オブ・警句」 。それはまさに数十万人が参加する「オダジマ白熱教室」。原発に、保安院に、なでしこに、石原都知事に、誰もが一言いわなければ気が済まない。眉間にシワを寄せ、鼻の穴をふくらませながら語られる「正義」に水をかけ、時にスベり、時に火だるまになりながらも、前のめりで切り込んでいく男・小田嶋隆の真骨頂ここにあり。(ブックジャケットより) >

 このなかで一番秀逸だったのは、橋下徹氏が「その番組がなければ知事になれるわけなかった」と述べた「島田紳助元司会者」を取り上げた「紳助シンドローム」。
(紳助氏のイラストにつけられた「行列ができる非合法相談所」というキャプションも)

  新年早々、吉本の大崎洋吉社長が、4ヵ月前に暴力団との親密交際により引退に追い込まれたばかりの「紳助元司会者」の「復帰待望論」をぶち上げて、大ひんしゅくをかった。
 小田嶋さんも二度と芸能界に戻って欲しくないと願っていたが、いろいろ検討した結果、早く復帰して欲しいと考えを改めたという。政治家に転身されたら、かなわないというのがその理由だ。
                      ◇
 Wamplooも小田嶋はんに同感でんねん。なんちゅうても大阪だっさかいな!立候補すれば「2万%」当選まちがえおまへん。
  いまでも「行列からきる」出演者の2人が参議院議員と大阪市長/前大阪府知事になっていまんねんから。特に橋下市長はんは、みんなの党、「おじいさん新党結成にいそしんでいる、気の小さい」閣下から、選挙中あんだけアカンいうてた民主党・自民党、公明党まで軒並み橋下はんになびいておるんやで(そないな節操のないことをやっておるからダメやといわれるんやけどな)。

  かって「自民党の総裁候補にしろ」と要求した"どげんかせんといかん知事"の最盛期にも勝る権勢を誇る今太閤みたい御仁ですからな。ダメな内閣や政党に取って代わる日本を救う正義の味方、総理の呼び声も。
「今の日本の政治で一番重要なのは独裁」とか「選挙で勝ったら何をしてもいい」というおひとと、その「恩人」の元司会者がタッグ組まれたら、これはごっつい怖いことになりまんがな。


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      三宅島の西側の利島と伊豆半島の向こうに見える富士山も雪化粧


原子炉の蟹 長井彬 新装版 講談社文庫

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 江戸川乱歩賞史上最高齢で受賞した長井彬氏の1981年(S56)第27回受賞作品。
  推理ものに はまっていた10代の頃、図書館でふと手にした作品。
  その時の印象が強烈で、3・11後再読したかったが、絶版で入手できず、先日ブックオフでやっと発見。ただ昨年末に新装版として再版されていたんだけどね。


  サスペンスなので、詳細は書けないが、電力会社下請け企業の社長が、津軽海峡で青函連絡船から失踪するという事件を追った新聞社が、大量被曝し、「サルカニ合戦・・」と書かれた紙切れを握っていた死体がドラム缶詰めにされ処分されたという真相をスクープする。しかし、裏取り作業の甘さをつかれ、捏造記事にされてしまう。さらに、死体処分を証言した人物が原発建屋内という密室で刺殺され、さらに事件の裏で糸を引いていると思われた・・・・。

  一般には原発のことなどほとんど知られていない時代。原子力発電所の内部構造や今も変わらぬらしい作業員の杜撰な募集・雇用などの最先端技術を集めた原発の前近代的な仕組みなど元新聞記者らしい緻密な調査に基づいて執筆された作品に初読時も衝撃を受けた。
  執筆から30年以上経った現在でもこの作品の価値はまったく損なわれていないどころか、電力会社をはじめ原子力村という密室の隠蔽体質が、福島第一原子力発電所事故に繋がったことがよく分かる社会派本格推理小説である。


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      寒い夜は鍋(今晩は豚肉のみぞれ鍋)を肴に熱燗に限ります


マネーボール マイケル・ルイス 武田ランダムハウスジャパン
(原題:Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game
 「マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術」)

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  これも2004年と少し前の作品。
  昨シーズン松井秀喜が在籍し、この2012年の春に日本で、イチローのシアトル・マリナーズとの開幕試合を行うオークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンの物語。

  昨年末 ビラッド・ピット主演の同名映画 が公開されたという記事を見て、長年読みかけでしまい込んでいたのを思い出し引っ張り出す。


  プロ野球のゼネラルマネージャー(GM)といえば、巨人の清武GMとナベツネ(渡辺恒雄)氏のバトルが昨年末話題となった。
  GMといっても親会社からの天下りで、けっして野球に詳しいわけではない。そうした素人GMと「俺は最後の独裁者だ」と清武さんにいったというメディアのドンとの争いは、いつまでも権力を手放さない長老支配は簡単に変わらないという日本社会の縮図のような結論が今のところ続いているようだが・・・?。

 話題を「マネーボール」にもどすと、 ビーンは、期待の新人としてニューヨーク・メッツにスカウトとされるが、メジャーで大成できずに現役引退する。引退後、チームスタッフとなり、超高校級選手といわれた自分が活躍できずに終わったことから、選手の正当な評価方法を模索していく。

  そして、年俸の高い選手は使えないメジャ-でも屈指の貧乏球団のGMとして、選手の評価やチーム戦略をデータの統計学手法から分析する方法(セイバーメトリクス)でチームを強化する。他球団で評価されていない落ちこぼれ選手を独自の評価指標で獲得し、活用していくのだ。

 日本プロ野球にたとえると、お金に飽かせて他球団の4番打者やエースを引っ張ってくる読売巨人などに対して、広島カープがトレードで年俸の高い選手を放出し、スカウトした安い選手を上手く使って、強豪チームにのし上がっていくようなイメージ。もっとも広島は相変わらず年俸の高くなった主軸選手を放出するだけのため、カープ坊やも泣きっぱなしだが・・・(>_<)

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 データ野球といえば、日本では90年代ヤクルトの黄金時代を築いた野村克也監督のID野球が有名だ。ただ、野村監督のIDはピッチャーの配球の癖を読むなど職人的な要素が強いものだった。

  ビーンの取り入れた方法は、選手のトレードも試合運びも、打者の出塁率・長打率や投手の奪三振・与四球等の数値を重視し、バントや盗塁、被安打数や防御率・勝利数にはほとんど着目しないなど革命的なデータ主義だった。
  「スポーツではなく、金銭ゲームになってしまった」といわれていたメジャーリーグの世界で、貧乏球団がその不公平なゲームに勝利するための技術であった。

  日本とアメリカのデータ野球、どちらがおもろいか?
ビーンの独創的な工夫は大いに買うのですが、プロフェッショナルスポーツとしておもしろさも必要ではないかと思うと、ビジネスモデルのようなセイバーメトリクスより、月見草の野村監督のID(いやみで毒舌?)野球のほうが、見ている方はいろいろ楽しめるかも??


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d0161382_2059969.jpg★前回の「コタツで読書の冬」 で紹介した小島慶子さんが、26日木曜日放送の
「キラ☆キラ」
で、3月いっぱいで同番組を降板することを告げたらしい。
 残念!小島さん、これまでもそうなんですけど、番組の評価がクライマックスかなと思う頃、スパッと降りるんですよね。まったく逆のナベツネさんや気の小さい知事閣下に見習って欲しいものですが、「オジキ」の看板番組が終わってしまうのは本当に寂しい。
  ニュース記事 等によれば、新たなリスナー獲得のため「40~50代の男性の共感を得られる話しをしてほしい」というTBSの要望に「今聴いている人をまず大切にしたい」と局側の求めてきた役割とのギャップから決断したらしい。



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人と自然の調和をめざす WWFジャパン公式サイト></a> <br />
        <br />
    <a target=【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!


by Wamploo | 2012-01-28 22:02 | Other

コタツで読書の冬

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  年明けの三宅島の平均気温は10度前後。最低気温も平均7.5度ほどで、「東京」のように零下にはならないもののその分寒風が強く、三宅なりの寒さが続いています。
  そのため外に出るのは仕事以外では、船への見送りぐらいで、フリータイムは専らコタツにもぐり込んで、「積ん読」を嘆いていた活字たちのお相手。
  そのなかから、お薦めしたい数冊をご紹介。

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 ラジオの魂  小島慶子   河出書房新社

d0161382_17461970.jpg  「いい加減に気づきなさいよ。女子アナブームはもう終わったのよ」と、ブリッ子とかおバカキャラとか言われているTBSアナ田中みな実に、マツコ・デラックスが言ってからだいぶ経つ。
本書の著書は、田中の先輩になる元TBSアナウンサー(現在はフリーのラジオパーソナリティを名乗る)。言うまでもないか?

  田中みな実アナが、ときどきテレビで「プニュッ」という効果音とともに話しているのを聞くと、そのアホぶりに思わず電源スイッチに手が伸びる。
  しかし顔のでないラジオでの彼女の話しぶりは、テレビとはまったく異なり、むしろ理知的で、癒しすら感じる話しぶりだ。

 男社会の放送業界(特にテレビ局)のなかでは、女子アナは可愛いリアクションをはじめ、みんなが期待する女子アナ像を演じことを求められる。が、小島さんはそれに応えることができなかったと明かす。
  映像のない世界での話しぶりから「プニュッ」のオネーちゃんも本音の部分では「アホラシ!」と思っているのかもしれない。しかし、そうすることがこの世界での「賢明」な処世術と割り切って女子アナらしさを演じている?やがて、それが習い性になってしまう危険性も高いのだが。
 
 そのTBSラジオで、1998年10月から2010年3月まで放送されていた「バトルトークラジオ アクセス」という番組があった。その初代ナビゲータ(司会者)は、テレビ中心の華やかな女子アナの座を捨てた小島さんだった。

 この番組のレギュラーコメンテーターは、田中康夫・宮崎哲弥など一癖どころか四癖も五癖もある面々。社会現象や時の話題など日替わりのテーマをリスナーやゲストも交えてトークするのだが、ときに視聴者とバトルトークではなく、本当にバトルにしてしまう自己主張のあまりに強すぎるコメンテーターをうまく御しながら 実のある論議にしていったのが彼女だった。

 その後、出産・育児の休養を経て、レギュラー番組に復帰したのは、2006年10月にはじまった「久米宏 ラジオなんですけど」。久米さんの「土曜ワイドラジオTOKYO」以来22年ぶりのラジオレギュラー番組。もう1人の(初代)パーソナリティーが小島アナ。
 ここでも一筋縄ではいかない久米さんとタッグを組んで、対等以上に渡り合った。
 彼女の最大の欠点、この人が初代を勤めると、その後のパーソナリティーの底の薄さを感じさせてしまうことは、この番組でも同様だった。

 「ラジオなんですけど」を2年半担当した後、彼女自身の看板番組
 「小島慶子 キラ☆キラ」  (月曜~金曜の13時から15時半まで)が2009年3月からスタートする。
 開始当時は、自身の貧乳さえネタにしてしまうその女子アナらしくない話しぶりに戸惑いや批判が多かったが、徐々に理解され、今では「ラジオの女王」とまで呼ばれる。こうした小島慶子の子供頃からラジオパーソナリティーとしての今日までを書いたのが本書。

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 「キラ☆キラ」で共演(水曜日)するライムスター 宇歌丸が名付けた「オジキ」という愛称も持つこのパーソナリティーは、いまやラジオだけでなく、NHK「福祉ネットワーク」やタモリの「ニッポン小意見センタ~♪」、稲垣吾郎の「ゴロウ・デラックス」などあちこちに引っ張りだこだ。
  あまりの売れっ子ぶりに、長年のファンとしては、マネージメント事務所はもう少し仕事をチョイスしてあげた方がいいのではと非常に心配も。
 12月始めには、政府公報で朝刊各紙に掲載された野田首相の対談相手にまで指名された。これと小島さんの   水着写真集  だけは、「ちょっと、かんべんして」かも?

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  島のラジオの受信レベルは、送信設備の関係か超ベリーバッド。特に夜なんかは、中国語や韓国語の電波の影響が強く、まるで2カ国語音声多重放送。  そのためクリアに聴くためには、radiko(ラジコ=民放)か、らじる(NHK)、またはポッドキャストといったのネットラジオを利用するしかない。ただ、いつでもどこでも聴けないのがネック。
  海に囲まれ、火山島の伊豆諸島では、いざというときには、ラジオは重要な情報ツール。 総務省かNHKさんか分からんけど、地デジ化の1/10の熱意でいいからなんとかしてくれ!




   内村宏幸 オリジナルコント傑作集 
   
 
  内村宏幸   光文社知恵の森文庫
 

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 吉本芸人などがバラエティ番組等で見せる昨今の芸は、後輩芸人「いじり」というか「いびり」「いじめ」ばかり。芸の世界でのそうした上下関係は否定しないが、内輪の関係自体を笑いにする芸は、はたして「芸」なのか。

 本書は、そうした吉本等のお笑い芸人を排し、生瀬勝久・堀内敬子・沢村一樹・奥田恵梨華・原史奈・平泉成・麻生祐未・ONEOR8など舞台や映画・ドラマを中心に活躍する芸達者なキャストが出演するNHK番組「サラリーマンNEO」の脚本集。

 子どもの頃見た記憶がある 「ゲバゲバ90分」 という番組の傑作集DVDを数年前に観た。やはりショートコント番組で、低予算・タレント任せの安直番組に対するアンチテーゼを旨としていた。お笑いタレントではなく(コント55号のみ例外)、大橋巨泉と前田武彦、ハナ肇・宍戸錠・朝丘雪路・常田富士男、藤村俊二、宮本信子などのキャスティングで、しかも井上ひさしが脚本陣の一人で、制作経費と時間を惜しまず作られた番組だったらしい。

d0161382_1855151.jpg  「サラリーマンNEO」は、「ゲバゲバ」によく似た番組作り。しかも、理不尽なことも少なくないサラリーマン・OL社会をネタにしたという面では「うん、そうなんだよな」と より身近に感じられる。
 島にいてみるチャンスがなかったが、年末には「サラリーマンNEO 劇場版(笑)」もやっていたらしい。ショートコントだからこそ面白い気もするのだが、2時間近い長尺ではどうなのか?観られた方だれか教えて。


      ★本傑作集から一つだけテレビ未放映のコントをご紹介

『謝って』

   (商店街の青果店。店先で店主が大声で客寄せしている。)

店主  はい、安いよ、安いよ、いらっしゃい。
        (と、そこへ、仕事帰りのOLが来る。)
店主  はい、いらっしゃい。
        (OL、いきなり店主の腕をつかんで詰め寄る。)
OL   謝って!
店主   はい?
OL   お願い、謝って!
店主  な、何なんですか?
OL   昨日、あたしここに買い物に来たの。
店主  はい。
OL   その時、あなた言ったわよね。「お姉さん、キレイだからオマケしてあげる」
     って。
店主  あ、言ったかもねぇ・・・。
OL   で、あなたは、キュウリを1本とジャガイモ2個おまけしてくれたわよね。     
     あたし、昨日一晩考えたの。あたしのキレイさって、キュウリを1本と
     ジャガイモ2個分なのって。  (略)  
     それがどうしても許せなかった! だから、謝って!ねぇ、心から謝って!
店主  す、すみませんでした、ほんとうに、すみませんでした。 
           (OL、いきなり笑顔に戻る。)
OL   いいんですよ。わかってもらえれば。   (略)
          (OL立ち去っていく。呆然と見送る店主。他の客が声をかける。)
客   ねぇ、オジサン、これおまけして。
店主  (怒ったトーンで)ダメだよ!もう、オマケはしない!
 


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 椎名誠が、ラーメン屋で椎名を有名な人らしいとしか知らないらしい店のオバサンにサインを頼まれた。お会計のときに450円だけオマケして「あら、いいのよ。サインもらったから」といわれ、「あっ、俺のサインは450円だったのか?」とどこかで書いていたのをふと思いだした。




うめ版 新明解国語事典 × 梅佳代
      写真 梅佳代    三省堂



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写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛写真賞(2007年)を受賞したウメカヨさんと、異色の辞典「新明解国語辞典」がコラボレートした写真付き辞書。




  「新明解」といえば、たとえば恋愛の項で、  
<【恋愛】: 特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる(まれにかなえられて歓喜する)状態 (第4版)>

  なんていう独特かつあけすけな解釈をする学習辞典。こんな辞典で学習をする子供たちは、将来どんな才能を獲得するのかという問題はさておき、梅佳代さんも「写真界の新明解」 - 逆に書籍の方を「辞典界のウメカヨ」という表現も可能だが、「新明解」の方がはるかに先輩なので - とも呼べるユニークな世界を繰り広げる写真家。この両者の「合体」は、見るものをひどく歓喜させる(もしくは苦しめる)はず。

    ★この本の中からも一つだけ紹介すると

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<【良心】:自分の本性の中にひそむ欺瞞・打算的行為や、 不正直・不誠実・ごまかし・怠惰の念などを退け、自分が正しいと信じる所に従って行動しようとする気持ち。 「良心に恥じる/良心にまつ所が大きい/良心を疑う/良心が麻痺する/学的良心」>

という説明に、たぶん(風景や肩書から推定すると)10年ほど前に中野駅前で演説する菅直人民主党代表(当時)らの写真が掲載されている。

 3.11後のいま読むと本当に意味深。
特に原発事故対応は、不正直・不誠実・ごまかしのてんこ盛りで、良心に恥じ、良心を疑い、良心が麻痺しているとしかいいようがないのだが、四国お遍路巡りで功徳を積んだはずの元総理は、この「うめ版新明解」の説明をいまどう見るのでしょうか。


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by Wamploo | 2012-01-14 21:50 | Other

◇◎▲を踏む勇気

  女子高生たちの疑問が発端・地球環境保護・発展途上国の子どもの命を救う・地域の活性化・ボランティア・・・。こんなフレーズが並ぶ活動に疑問を投げかけるなんてことをすれば、薄情者・人でなし・鬼・悪魔・ケダモノ!・信じられな~い・サイテーなどといった言葉が返ってくることを覚悟しなくてはならない

d0161382_18553530.jpg   先月、小田島隆さんの日経ビジネスオンラインの超人気コラム 「ア・ピース・オブ・警句」 が 『地雷を踏む勇気』 というタイトルで発行されれた。
---小田島さんは、その昔TBSラジオのADをやっていた。83年の噴火時には三宅島を取材をし、当時の町長をはじめ被災した島民の声を聞き回ったという経歴も持つ島にも縁のある人だ。---
 それはさておき、『地雷を踏む勇気』は、3.11以降の「事象」、たとえば原発問題から君が代問題、ネット右翼、いまが絶頂の橋下徹大阪市長、アラちゃん騒動を煽るメディアまでビミョウな問題を「エッ」という切り口でさばいた抱腹絶倒(は言い過ぎ?)のコラム集だ。

  この『地雷を』に触発されたわけではないが、最初に書いたビミョ~な問題に一言。
その問題とは、ペットボトルのキャップリサイクル。
セコイ!? 小田島さんの原発事故とかネットウヨと比べられると、「そんなもんかい」というの声が聞こえてくる。とはいっても、原発問題とも接点を持ち、まさに「せこさ」の問題でもあるので、とりあえず、体を張って犬のウンチを踏むくらいの悲壮な勇気をもって述べてみたい。

 そもそもは、先日、島の知り合いのお宅を訪問したとき、ビニール袋に集められたキャップを見かけ、「ナンじゃらほい」と思ったのがきっかけ。

  子どもの頃、「月桂冠」とか「白鶴」「日本盛」などの酒瓶のフタを集め、指ではじいて、相手の酒ブタにぶつけ、机の上から落としたら頂きという遊びをよくやっっていた。2級酒のフタが主流で、1級酒は珍しく、特級酒のフタなんてクラスでも大自慢だった。「その種のコレクションなのか」と聞いた。しかしまったく的外れな質問だった。近所の人からキャップのリサイクルに協力してほしいと頼まれているらしい。

  「リサイクル?」。メーカーが集めてもう一度キャップとして再利用するのか?でも色やデザインも様々で、「伊右衛門」のキャップを「ブレンディー・ボトルコーヒー」や「カルピス 黒豆黒茶」にはめてもいいものか。会社でも、どうでもいいことだけ「学究派」と呼ばれる立場としては調べずにおけない。

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 その結果、ボトルキャップのリサイクルを行っている団体があることが分かった。 「エコキャップ推進協会」  という内閣府認証のNPO法人がこの運動の中心らしい。

  この協会のHPによると
 
A)笹森前理事長(元連合会長、菅内閣の特別顧問)の知人が、「神奈川の女子高生から、ペットボトルはリサイクルされているけど、キャップはされていないのはもったいない」と相談されたことがきっかけで協会が設立されたという。笹森さんは故人となり、現在の理事長は、シンクタンク・ソフィアバンク副代表の藤沢久美氏。

B)キャップは800個2kgで20円となり、これで発展途上国の子供たちに接種するポリオワクチン1人分になるという。2008年2月の協会設立から2011年5月までに集められたキャップは延べ36.6億個で、ワクチン代として5160万円(258万人分)、東日本大震災で被災県へお見舞4000万円が寄付された。

C)集められたキャップをリサイクル業者へ送る経費は、運動に協力する送る側の負担。佐川急便とのタイアップで、専用配送BOX(2400個・6kg入り)を利用すれば1箱420円でリサイクル業者に送ることができる。その配送BOXは、20枚3150円(@157.5円)で販売。その段ボール箱を佐川急便で送ってもらう送料は無料(というか送料込み?)。ただし離島への中継料金は別途とのこと。

  こうしてみると、実に賞賛すべき活動なのだ。


でも、なにかシックリこない。


◎まずCで、配送に要した総コストを概算すると
 
 ・(延べ回収個数)3,660,000,000÷(1箱収納個数)2,400個=1,525,000箱
 ・(送料420円+箱代157.5)×1,525,000箱=880,687,500円
    ∴合計配送コストは約8億8千万円

◎Bの収益による寄付金額は
  ワクチン5160万円+震災寄付4000万円=9160万円

◎C(送る側の負担)8億8068万円-B(寄付金額)9160万円=7億8908万円       はいずこに? 

要するに、約1億円の寄付のために、提供者(ボランティア)は、9億円の負担させられていることになる。

  お役所がコストを考えていないとよく叩かれているが、そのお役人だって、目をむきそうな「せこい」コストパーマンスのビジネスモデルを、起業や投資の専門家だという現理事長のもとでおこなっているのはいったいどういうこと?これも別な意味での「起業」や「投資」なのか?

 協会の設立主旨によれば、ワクチンさえあれば命が助かる子どもたちは、世界で一日に約6000人に登る。これに365日をかけると年間219万人になる。
必要経費1人20円で年間4400万円。2008年からの3年間でも1億3千万円余。キャップ送料コスト8.8億円の約15%で世界中の子供が救えた計算になる。
 「その子どもたちを救済することが、世界の友人として私たちの役割」といいながら、なぜ非効率なシステムをわざわざ作って、全員を救おうとしないのか。

 こうした疑問が少なからず寄せられているのか協会HPのQ&Aでは、
「当活動の目的は、ワクチンを寄付することではなく、キャップのリサイクル活動に参加することによって、環境や貧困など、世界が直面する様々な課題について、学び、考え、行動する機会を提供することであり、その目的の派生的活動として、ワクチン代の寄付を行っております」と答えている。

  だから(コスト倒れの)配送費を払ってもいいと考える人だけ参加すればいいという。
しかし、定款で協会の目的として、キャップ収集事業により(=手段)、地球環境改善とワクチン寄贈で世界の子供たちを救済する(=目的)としているのに、「派生的活動」なんてオマケ扱いはいくらなんでもねぇ?!
  それにボランティアが負担している貴重なお金をムダにしないことを「学び、考え、行動」させなくていいのか?

  いま原子力村の用語言い換え集が話題になっている。
原発事故→原子力発電所をめぐる事象、老朽化→高経年化、汚染水→滞留水、プルトニウム混合核燃料→MOX燃料、メルトダウン→燃料の損傷・・・等々、足の指まで動員しても足りないくらいあるようだ。
  敗走→転身、自爆→特攻、敗戦→終戦など古くからお上による言い換えが行われてきた歴史を持つ国とはいえ、そのうち「水素爆発」も「大音量とともに、原子炉の内部気圧と外部気圧が瞬時に等しくなる現象」なんてことをいいだすのではと思うくらい姑息な真相隠しがいまも続いている。
  ちょっと横道にそれたが、こうした言い換えと同じように、キャップリサイクルもなにか人々の不案内や善意につけ込んだスリ換えのような気がしてならない。

 学校や自治体、企業等がこうした取り組みを応援しはじめれば、むしろペットボトルを購入して、キャップをたくさん集めようということになりかねない。各地の水道局すらペットで水を売っている時代だが、使い捨てのペットボトルの消費を増やすことが、地球環境改善に繋がるとは、私の乏しい脳みそでは、どう考えても納豆食うわけにいかない、じゃなくて納得いかない(笑・・・無理にでも)。

◎Aの協会トップについても、初代笹森理事長は東電OBで電力業界労組から連合トップまで登りつめた人。2代目の現理事長は、「文藝春秋」2009年9月号から2011年4月号まで、 『藤沢久美のギモンの視点』 と題する電気事業連合会の広告記事を書いていた人。
  自然エネルギーにはチョー冷たい反面、「原子力発電をどのように位置づけるかを今こそ明確にするとき・・・私たち国民もただただ「不安」「危険」という言葉で思考停止せずに・・・・」と、「ギモン」なんていいながらに、役所ぐるみの「原発稼働やらせメール問題」を彷彿とさせる内容ばかり。
  残念ながら、偽りの原発安全神話擁護と同様な「国際援助」や「エコ」を進めてきたのではと「Wamplooのギモンの視点」を持たざる得ない。

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  あっという間に生活に溶け込んだペットボトルだが

 だからといって、いつの間にか「反原発」のオピニオンリーダーに転身されている中部大学の武田邦彦教授のようにペットボトル本体やキャップは、多額の税金を使って回収などせず、燃やしてしまうのが一番環境にいいなんていう言い分も「ギモン」。

  エコキャップ回収運動も「燃やしてしまえ」もどちらもペットボトルを製造・販売しているメーカー等の責任がすっぽり抜け落ちているのだ。
  武田教授のいうように、一番コストがかかる回収等を税金を使って市区町村にやらせているのはそのとおりなんだと思う。その分がメーカー等の利益となっているはずだ。だから、そこから導き出される答えは、ペットにより儲けているのだから、それにより生じる社会的にマイナスの効果についても「きちんとコスト負担してもらおう」ではないんでしょうか。

  女子高生から「キャップはリサイクルされず、もったいない」と相談されたら、そうしたことも踏まえて、「どうしたら本当に環境を守れるのか一緒に考えよう」というのが大人の努めだったのでは?
  私ならば、女子高生はともかく、美人OLから相談されたら、きっちりと「5時になったらその辺のことをゆっくり瓶ビールでも飲みながら一緒に考えよう」といったのだが(また脱線してる)。

  ここまで生活に溶け込んでしまったペットボトルをスパッとやめられないにせよ、使い捨ての状況はなんとかしなくてならない。 われわれ消費者もこれまでどおりドンドコとペット飲料を消費していくのか、また資源や環境を守るのコストとして、ペット飲料があと20円とか30円くらい?高くなっても受け入れるのかが問われてくる。

  業界は、「ペットをリユースするなんて、きれい好きな日本の消費者が許さないので無理」なんて一方的に決めつけているが、欧州ではスーパー等が回収ボックスを設置して、普通に20~30回使える丈夫なペットボトルを再使用(リサイクルの前にリユース)していることをまねてもいいのでは。
  福島第一原発の事故の影響でペットボトルの需要が増えているという。だったら余計に資源やエネルギーの節約を真剣に考えないと。

 幸い一部生活協同組合では、再使用の実証実験に取り組みはじめた。AGFやサントリーなど複数の大手飲料メーカでは使用済みペットを原料にペットボトルを再生する「ペットto ペット」の試みも始めようとしている。
  「こういう企業努力をしようとしているところからペット飲料を購入するなどの消費者の応援と業界への叱咤激励が、地球的規模での環境改善やエネルギーの節減に繋がるのではないでしょうか マル」というような日本放送協会的まとめ方でいかがでしょうか。

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 三宅島の清掃工場(三宅村クリーンセンター)。
離島の廃棄物処理やリサイクルは「内地」より困難が多い。


 三宅島は水源や設備の関係で、残念ながら水道水は「格別の味」なので、飲料や料理等にミネラルウォーターを使うのがスタンダードにならざるを得ない。ほかの島と比べても、その分消費量も多い。
  また、島はリサイクル資源の「内地」への輸送にも高いコストがかかる。

  東京都などは、「おいしい水」キャンペーンを行い、その技術を東南アジアに輸出するビジネスチャンスと一生懸命取り組んでいると報じられている。その前に同じ都民として三宅島に「おいしい水」の設備や技術を提供してもらえれば、エコや環境改善、ひいては水割りの改善にも繋がるのだが・・・。



★先週の三宅島

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  三本岳も白いベールの向こうに見える季節に

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浅沼稲次郎公園(通称)のツワブキは雨のなかでより鮮やかに咲いていました     

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紅葉の山や森は見かけない三宅島ですが、小さい秋はありました(浅沼稲次郎生家)

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皆既月食の10日も厚い雲に覆われ、ウオッチングは半ば諦めていましたが、雲の晴れ間に赤みを帯びた月がくっきりと


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by Wamploo | 2011-12-13 08:03 | Other

異論! 反論! OBJECTION?

月日の経つのは驚くほど早いもので、筑紫哲也さんが亡くなって今日で3年。

 正直言って、『朝日ジャーナル』の編集長時代、40代の筑紫さんは、先鋭的なことを言うちょっと”チャラい”ジャーナリストという感じで、あまり好きではなかった。
  平成の時代に入いっても、どちらかといえば子どもの頃からラジオで聴いていた久米さんの『ニュースステーション』の方が贔屓だった。それが『NEWS23』の筑紫哲也にシフトしていったのは、いつの頃からだったか覚えていない。だが、後年たまたま間近で話しを伺う機会が何回かあって、ジャーナリストとしてはもちろん、その多面的な人間的魅力に引きつけられた。

d0161382_12525191.jpg  いま彼が生きていれば、阪神大震災のときと同じように、3.11にはすぐ宮城や福島に駆けつけ、現場から中継したであろう。また「一つになろう、日本」なんていう原発事故をなかったことにするようなキャンペーンではなく、  「多事争論」  を巻き起こしていたのではと思うと残念でならない。
 筑紫さんに続くと思われるジャーナリストは、鳥越俊太郎、長野智子、金平茂紀、国谷裕子氏などいないわけではないが、その多くは巨大メディアのなかで、どちらかといえば冷遇されている。

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Click

 福島第一原子力発電所の事故報道でも、原発の安全神話が「ずっとウソだった」ことが分かっているのに、事故後もずっと「ただちに健康に影響ない」や「風評被害防止」をいう政府と専門家だという原子力村の学者たちの見解をそのまま流すだけ。その後、原発から20kmとか30kmどころか、東京周辺等でもホットスポット見つかり、内部被曝の心配や土壌汚染対策に莫大な経費がかかることが明らかになった。
 事故前の「メディアとスポンサーの電力会社の癒着」構造が、事故後も基本的に変わっていないことが、国民の命にも影響を及ぼす事態を生んでいることへの反省は、主要メディアから出てこない。

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 筑紫さんは、TBSがオウムに坂本弁護士へのインタビューテープを見せたことが坂本一家殺人事件に繋がった事件で、「報道機関が存立の最大のベースは、信頼性です。その意味で、TBSは今日、死んだに等しいと思います。」
「過ちを犯したということもさることながら、その過ちに対して、どこまで真っ正面から対応できるか、その点でもTBSは過ちを犯したと私は思います。そして、これからやるべき事はいっぱい残っていおり、自分たちがどういう事を考え、何をやっているのかという事を、もう少し公開すると言いますか、きちんと説明するということも一つの勤めだろうと思います。」と述べた。
しかし、いまこんなに率直に自分たちの過ちを謝罪するジャーナリストはいるでしょうか。


                      ☆  ☆  ☆

  信頼できないといっても、現代の情報社会、ジャーナリズムが確立されていないこの国でもメディアの情報に私たちは頼らざるを得ない。では、メディアに流されない能力=メディアリテラシーを少しでも向上させるためには、どうしたらよいのでしょうか。

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  筑紫さんはこのことに関する「論」として、「知の三角形」ということを述べている。
情報社会の洪水におぼれないためには、私たちが日々メディアから摂取している情報=Information(I)と自ら向上させる知識=Knowledge(K)、知恵=Wisdom(W)の三つが形作る「知の三角形」をバランスよくしていくことだという。

 私たちはTV等を通じたIの摂取ばかり多く、それを判断するためのKの摂取が少ない。最終的に判断・理解するWはもっと少ない。この三角形のバランスの取れたものにするために、まずKを増やさなければならない。そのためには、物事に対して好奇心と探求心を持って、少しずつ知識を増やしていくこと。それが一定の段階でW=知恵の増大に繋がるというのだが・・・。

 まあそうなんでしょうけど、面白くもないテレビのスイッチを入れ、今夜も1杯飲むということが習慣づいてしまった身には苦行のようにも感じる。しかし、そのむかし難しい計算が解けたときの感動でも思い出して、少しは、「血」じゃなくて、「遅」・「恥」でも、「もちろん痴」でもなくて、「知」を増やす努力もしましょうかね?

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2008年3月28日(金)News23  筑紫哲也の最後の「多事争論」 

          @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

                     ~ 略 ~
 力の強いもの、大きな権力に対する監視の役を果たそうとすること、それから、とかく1つの方向に流れやすいこの国の中で、この傾向はテレビの影響が大きいんですけれども、少数派であることを恐れないこと、多様な意見や立場をなるだけ登場させることで、この社会に自由の気風を保つこと、そいうことが含まれています。

それを実際に、すべてまっとうできたとは言いません。しかし、そういう意志を持つ番組であろうとは努めてまいりました。この18年間、人は変わったんですけど、そのことでは変わりはありません。同じようにこれからも松明は受け継がれていきます。

この18年間の間、どうして番組が生き残れたんだろうかということをこの際、私は改めて考えてみたんですけども、やっぱり1番の理由は、やはりご覧にいただいてるみなさまからの信頼感の支えが大きかったと思います。

どうぞこれからも変わらぬ、変わらずニュース23をよろしくお願いいたします。


          @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

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★ おすすめ
生前の筑紫哲也さんからの最後の活字メッセージ 「若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ」
       と
井上陽水・中島みゆき・石川さゆり・Cocco、綾瀬はるか・草なぎ剛・おすぎ・太田光、坂本龍一・大林宣彦・阿川佐和子、梅原猛・姜尚中・寺島実郎・天野祐吉・立花隆、松坂大輔さんらによる筑紫さんの三回忌を前にした追悼集。タイトルはそのままずばりの 「 筑紫哲也 」 (週刊朝日MOOK)



 きょうは、ざっとこんなところです        
    ↑ クリックするとラストメッセージが 
    


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by Wamploo | 2011-11-07 17:44 | Other

ごぶさたでした

 この1ヶ月、あれこれあって島からの出入りが多く、ごぶさたしていました。
「帰京」しても自由時間があまりなく、もっぱらスキマ時間はあちこちの書店へ。
そこでみつけ印象に残った新刊や古本のいくつかをご紹介。

 「八日目の蝉」  角田光代
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 映画もまだ一部の映画館で上映中ですが、この6月1日・2日の深夜にはNHKドラマ版の再放送をやっていました。
 評価は様々だと思いますが、映画(奥寺佐渡子)とTV版(浅野妙子)の脚本の違いが意外と大きく、個人的にはドラマの方が直球勝負でサスペンスらしさもあって、引き込まれました。

 母と思っていた誘拐犯の希和子と引き離され、警察に「保護」された5歳の薫が再会した実の母の抱擁におびえ漏らしてしまう。21歳になった薫がそのときを回想するシーンで、「あのときの母の顔は忘れられない。柔らかいと思って触った動物の毛が、ゴワゴワだった時のような顔だった」などよく練られた原作の台詞を巧みに使っていました。

  ただ、5歳の薫がこのとき本当に「あのときの母の顔は・・・」なんてスゲー文学的表現をする女の子だったとしたら、将来野間文芸新人賞や直木賞をとるような女性作家に成長したこと間違いなし。めでたし、めでたし。と、チョッピリ出来すぎ感に茶々を入れたい気も。

キャストでは、スクリーンの永作博美も実にいい演技でしたが、子育ての経験がまったくないはずの壇れいの方が、お母さんの愛情がにじみ出ている演技でした。
  最初とっつき難さを感じた北乃きいの感情を内に籠もらせた演技も、誘拐犯に育てられた屈折した心理を表したものとして、ドラマの進行と共になるほどと思わせるもの。いま美人女優として旬は、井上真央なのでしょうが、役者としては北乃さんの方が末頼もしいのではないかと感じさせました。d0161382_314564.jpg


 主題歌は甲乙つけがたい結果。中島美嘉の「Dear」もこの映画にふさわしい楽曲。
 ドラマ版の「童神 ~私の宝物~」は、初め元ちとせかと思う歌声でしたが、元と同じ奄美出身の城南海(きずきみなみ) というミュージシャンで、エンディングをしっかり盛り上げるヴォーカルでした。
 ということで、本の紹介ではなく、単に壇れいが主演したドラマを絶賛しただけでした。





「県庁おもてなし課」 有川 浩

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  この女性作家の軍事オタクなところになじめず、作品を手に取ったことはあまりなかったが、この作品は「想定外」におもしろかった。


 高知県に実在する観光振興部「おもてなし課」から、著者が現実に観光大使を依頼されたことからヒントをえて書かれた「ふるさとに恋する観光小説!」

 ユニークな名前をつけたが、ユニークな発想があるわけではなく、ほかでもやっている地元関係者を「観光大使」にするくらいしか妙案が思いつかない。
  その大使を依頼された一人、人気作家の吉門喬介の熱心な助言と容赦ないダメだしに、主人公の若手職員掛水史貴は悪戦苦闘する。かつて「パンダ誘致論」を主張した県庁職員について調べるよう宿題を出される。またフットワークが軽くて、気のきく、公務員じゃない顧客のターゲットと同じ視点を持つ若い女性をスタッフに迎えるよう指南される。

 アルバイト職員の明神多紀をメンバーに加え、民宿経営者兼観光コンサルタントで、かって「パンダ誘致論」で半ば石もて追われた元職員の清遠和政を相談役として県庁に迎えて、試行錯誤を繰り返す。そこに恋物語も絡んで、地域振興に挑戦していく。

 県庁のダメぶりが徹底的描かれ、硬直化した体質などそれは「そうだよね」と思える。しかし、実際には地元業界等にも問題があってうまくいかないはず。「お役所はダメ、民間はしっかりやっている」という単純な通俗論だけでなく、民間も含めてなぜうまくいかないのか、どこか問題なのかしっかり掘り下げたストーリーだったら良かったという想いは残った。

 いま、大震災や先の見えない原発事故の影響もあって観光業界は厳しい状況にある。伊豆・小笠原諸島でも観光客の大幅な減少が心配さている。注)

 少くない業界関係者からは、震災前から一時的にしか客を呼べないイベント主義からの脱却の必要性がいわれてきた。一度きた客にリピーターになってもらうためには、単発のイベントではなく、地域自体の魅力で引きつけるしかない。この物語でも、その地域の住民にとっては「こんな不便で何もないところ」でも、吉門は、「便利さを競うなら都会にかなうわけない」と住民が気づいていない「何もない不便な」魅力を逆手にとって強みにすべきだと主張する。

 何もなくてもホスピタリティ=おもてなしのこころを大切に、不便さをも楽しめるような場所にしていくためには、三宅島でも、役場はもちろん民宿や店舗の経営者や船会社・航空事業者などと村民の連携が欠かせない。

  「県庁おもてなし課」は、こうした関係者はもちろん、島の魅力を日々作り上げていく村の人たちにも読んで欲しい一冊。
  ただ、 この本を読んでそのままマネをしても三宅の地域振興に即つながるほど世の中は甘くはない。しかし、改革への一歩を踏み出す発想のヒントは得られると思う。
何もないとはいっても「襟裳(岬)の春」よりいろいろあるわけだし?

 少なくとも、火山ガス噴出が完全に止まないことを理由に滅多に飛んで来ないANA航路とはいえ(それ自体呆れるほど大きな問題をふくんでいるが)、 来島した人々を空港から送迎すべき唯一の公共交通である村営バスのダイヤが、なぜか飛行機の到着・出発をフォローしてないというような観光振興の本気度に疑問を抱かれかねない「もて無し」の改善には繋がるのでは・・・?

 注) 戦後米軍に占領され、再来週6月26日に日本に返還され43年目を迎える小笠原諸島だけは、今月末に予定されている世界自然遺産への登録で、唯一大幅な集客増が期待されている。
審査の行方は分からないが、小笠原の島民のみなさんが、島の環境を守ってきた積み重ねがおそらく実を結ぶことになるだろう。
  その反面、世界遺産というブランドがついたとたん押し掛けるミーハーな来客の増大は、貴重でデリケートな小笠原の自然破壊を招きかねない。アクセスをはじめ、不便で"何もない"ことが、島固有の自然を守って来たのに、登録により観光基盤を自ら堀崩すことにならないことを、同じ東京の島に住むものとして心から祈ります。
  


 「三陸海岸 大津波」   吉村昭
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  三陸海岸を襲った1896(M29)の明治三陸地震津波、1933(S8)の昭和三陸地震津波、1960(S35)のチリ地震津波について、吉村氏が丹念に取材を重ね、地元の古老などから証言を聞き取りまとめられた1970(S45)の作品。

 死者の様子など被災の状況が今回の東日本大震災による津波の被災状況と酷似しており、津波の恐ろしさが文字からも伝わってくる。

 福島第一原発の事故で想定外の津波という言い訳が東電や政府から発表されているが、原発より北とはいえ、この本でも、40m(古老の証言では50mの高台にある家にも)の津波が押し寄せているが明らかにされている。
 地震や津波の専門家でもない一文学者が調べられたことを、資金力や人材も豊富な東電や政府・保安院が想定外にしていたのは、どう考えても納得がいかない。
 また、吉村氏が掘り起こしたように全国の  - 特に原発が立地する地域の - 津波や地震の歴史を早急に洗い出す必要性を感じた。
 都会における震災を綿密に調査した吉村氏の労作「関東大震災」 と合わせて、多くの人に読んで欲しい作品である。


  「ザ・コーポレーション」  ジョエル・ベイカン

 
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 医療・福祉・教育・雇用等の自由化により「痛みだけを伴う」国民生活をもたらした小泉・竹中構造改革。その理論的バックボーンであった市場原理主義≒新自由主義の大御所ミルトン・フリードマンらへのインタビュー等により企業=株式会社がもつ病理を明らかにした著作。



 企業の役割についてベイカンの質問にフリードマンは次のように答える。

  「企業の利害とは株主の利益です。さて、それでは株主の金を使って、社会にとっては良いが収益に直結しないことに手を染めるべきでしょうか?私はノーだと思います」。企業が社会的責任を果たすのは、車を売り込む方便として「美人モデルを車の前に立たせるようなもの」で、企業の収益に役立つ限りにおいては善である。企業は株主のためにできるだけ多額の金を儲けることである。これが道徳的義務である。社会や環境上の目標を利益に優先する経営者 - 道徳的に振る舞おうとする経営者 - は非道徳的だ。 


 100万部を超えるベストセラーで、アニメ化・映画化でもいま話題の「もしドラ」で赤丸急上昇中の「経営の神様」ピーター・ドラッカーも「企業の社会的責任論はビジネスの原則に対する危険な歪曲と警告する」 「社会的責任を唱える経営者がいたら、すぐさま解雇すべき」と述べ、フリードマンの考えに賛同する。

 こうした経済理論に基づいて実施された小泉改革の非人道的ともいえる政策が、GDP世界第2位の「大国」日本を、年収200万円層の増大など(相対的)貧困率がOECD加盟国第2位の格差社会に作り替えたことに対する多くの国民の批判が民主党政権誕生につながった。
  のに~、総理の座にはいつの間にか「民主党の純一郎」のような菅直人氏。先日の三文芝居で不信任案を否決したが、閉店セール中のお店が同時に新装開店セールをするような訳の分からない内閣改造まで企んでいるらしい。
  さらに、先行き不安をみんなが感じているときに、震災のどさくさに紛れて、日本経済をさらにメタメタにしかねない消費税増税や社会保障の切り下げに道筋をつけると、ヘンなことに入れ込んでいる。
  震災や原発対応では情報隠しはやっても、肝心な被災者救援は遅々として進まないのに。

 とはいえ、菅総理がやめても何がどうなるかもわからない。
辞任話に伴い出たり引っ込んだりしている大連立話。なぜ大連立しなければ、復興できないのか。復興利権云々などという邪念がなければ、国会でお互いの主張を正々堂々と述べあって、国民の前に示せばいいのに。
 国会で論議するより、原発推進の謝罪もない自民党も含めてみんな仲間内になって、国民がうかがい知れない舞台裏でヒソヒソ話しで決めた方が都合がいいの? 大連立ということになれば、消費税大増税も年金の大幅切り下げもあっという間に決まり、結局原発も温存され、憲法改正すら可能になるというのは心配のしすぎ?

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 「ザ・コーポレーション」の話から随分飛んでしまったが、「株主の有限責任」という仕組みを基本とする株式会社という組織に、水と同じくらい重要な電力発電まで任せてきた。
  そして、コストをかけただけ収益も増えるという電気料金決定方式をもとに、安全面の検討はおろそかになり、経営的においしい原子力発電がどんどん進められてきた。

  しかも大事故になっっても責任は出資者の投資額の範囲内に限られ、足りない分はまったく経営に関与していない国民が負担させれるという経済の仕組みはやはりおかしい。
  都市銀行の不良債権問題等でもそうだったが、日頃は「オレの勝手じゃん」と規制緩和を主張しながら、困ったときだけ国民に尻ぬぐいをさせる放蕩息子のような企業という組織のあり方はこのままでいいのか。
被災した国民の生活再建は基本的に自己責任と、イチゴメロンかき氷よりクールなくせに。この辺の見直しもしっかりやってもらわなければ、わしらはたまらん。

 これからの電力問題を考える上でも一読したい作品だが、2004年に発行され現在は在庫切れのため図書館や古書店でめっけてほしい。ただこの作品が同名の 
「ザ・コーポレーション」
として映画化され、DVDが発売されているので、レンタルショップなどで・・・。




  「ふたたび、時事ネタ」   斎藤美奈子
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  このネーさんの世の中の出来事への洞察力や「エライ人」をおちょくる筆致には毎度感心するのだが、2007から2009年に「Days Japan」や「婦人公論」などに連載した人気コラムをまとめ、1年前に発行された著作。


 そのなかでも特に秀逸なのは、『不二家騒動にみる 「中叩き」 の法則』(「Days Japan」2007年2月号に初掲)。
 日本のメディアの集中的バッシングは「中悪」が標的にされるというもの。
  街のケーキ屋のような「小悪」ではニュースバリューに欠け、「巨悪」は巨額な広告宣伝費引き上げなどの報復が怖く、CM等を止められてもほかの企業で穴埋めができるその 「中間」 が狙われるというのだ。

  同じ企業の不祥事でも、(1977~2002まで国の定期検査で199件の虚偽データを報告していた)東電の原発検査偽装事件のように、期限切れ原料を使っていた不二家のケーキなどよりはるかに重大な影響を及ぼしかねない事件なのに、テレビ・新聞はほとんど報じない。美奈子ネーさんは、ペコちゃんをかまうのと同じくらいの執拗さで、東電のでんこちゃんをかまわないメディアは理不尽だと指摘する。

 ブックレビューでは、こうした時事ネタは鮮度が命なので、あとから読んでもイマイチという評価もあるが、いま起きている問題を「歴史に学ぶ」スタンスがなければ、真の原因は見えてこないもの。いつまでも「忘れやすい国民」と舐められていてはイカンのでは。 


人と自然の調和をめざす WWFジャパン公式サイト></a> <br />
        <br />
    <a target=【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!




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★三宅島を舞台とした映画「ロック わんこの島」7月23日より上映★
前売り券発売中(先着おまけ付き)
  主演:佐藤隆太・麻生久美子ほか   
    ♫主題歌 小田和正書き下ろし「hello hello」

☀公式サイト  ←  クリック
映画.com:三宅島復興のシンボル犬“ロック”の実話を映画化 

by wamploo | 2011-06-18 22:36 | Other

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ 」


 三宅の試練を被災地の復興に

 4月1日、三宅島で唯一居住禁止区域だった三池・沖ヶ平地区の居住制限が解除されました。

 生まれ育ったところで、顔なじみの人々とまた暮らしたいという気持ちで、この日を待ち望んでいた同地区の人々。
 一定の条件はつくものの、これで全島の集落に島民が戻れることに。
ただし、商店や民宿などの営業はできず、生活の糧を確保することも買い物も難しい状況。また、全島避難から11年間ほとんど家がメンテナンスできないかったため、荒廃した家も多く、暮らしていくことは容易ではありません。

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                          2011年4月1日朝日新聞朝刊

 また、10年余という期間はあまりに長く、避難先で生活基盤を作り上げた人たちも相当の人数に。避難中に高齢化が進んだこともあり、それをまたリセットして、もう一度島でゼロから再出発することは容易ではなく、帰島を諦めざるをえない島民もいます。
                            

                     ♯    ♯    ♯  

 今回の東日本大震災や津波、福島第一原発の事故では、集落そのものがなくなってしまった地域も少なくなく、その集落の再建は容易ではありません。特に今後の津波対策や原発事故の影響を考えると、いつ・どこに・どのように集落をつくり直すのか簡単に答えはでません。

 近年これほど集落が消失したことはありませんが、全住民が避難するという事態となったのが、25年近く前の三原山噴火による伊豆大島と11年前の三宅島の噴火による全島避難。
 大島は1ヶ月ほどで帰島できましたが、三宅島は島民の帰島開始が5年後で、全島帰島が可能となったのが先週末のことです。

 噴火と、津波や人災である原子力災害では、被害の状況や復興への考え方も異なります。また、三宅島でも島民が各地にばらばらに避難せざるをえなかった点など問題点も少なくありません。しかし、長期に渡る三宅島の全島避難と復興の試練は、被災した東北地方や原発周辺地域の生活再建や復興でも、リーディングケースとなるものだと思います。

  今回の被災では、被災者の方はまだとても復興を考えられる状況にはありません。しかも、津波や原発事故での被災者救援すら後手後手となっています。場当たり的な対応に終始している政府等には、三宅でのそうした課題や反省点、帰島に当たっての困難なども含め、島の人たちのこの10年の実体験を貴重な事例として、被災した住民の意見や要望も十分に踏まえて、復興の準備もしっかりしていって欲しいと思います。

 村や、シャイだけど実は面倒見のいい人が多い島の人たちは、噴火の際全国から受けた支援のお返しに被災地復興のために精一杯力をかしたいと思っているはず。


                     ♯    ♯    ♯  


 「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」ということをビジネスセミナーなどでもよく聞きます。
賢者は先人(他人)の経験・失敗=歴史から学び、同じ失敗を繰り返さないようにするが、愚者は自分が失敗して初めて失敗の原因に気付くので、経験がない事態には対応できないという趣旨だったと思います。

 東北地方を襲った貞観津波の歴史やアメリカでは30年前から原発の全電源が喪失してしまう事態を想定している事実に目をつぶり、経産省や原子力員会や保安院、東電、専門家といわれる学者たちなど「原子力村」の人々が、「安全設計をしているから電源喪失など考えられない」などと言い続けてきたことが、今回の事故に繋がったということもいわれています。

 またワシントンポストからは、「唯一の被爆国なのに、原爆の何千、何万発分にも相当する核物質を原子炉に保有しているのに危機管理ができていなかった」とも書かれています。

 歴史どころか東海村の事故をはじめとする自分たちの経験からすら学ばなかった日本の「原子力村」の人々や歴代自民党や民主党の政府。これらの人々が「愚者」では、人々の命が失われることが明らかになった今回の被災。被災者救援や被災地の復興では「賢者」なってもらわなければ困ります。

千年に一度の津波は想定外でも仕方がないという論調もありますが、木走正水氏はそのブログでやはり「賢者は・・」の視点から「原発が連動型大地震に遭遇するリスクは、原発の使用年数および廃炉処理完了までの期間を約50年とすれば、時間単位で単純に考えても発生確率は50/1000、つまり5%と無視できないリスクであり、しかも貞観地震から1100年の時間が経過していることとあわせて考えればいつ発生してもおかしくない状況ともいえたわけです」と述べています。



★三宅島全島民避難と復興の歴史

 ◎三宅村ホームページ 2000年噴火時の災害記録

 ◎情報環境フォーラムの2000年6月~2004年9月までの三宅島の災害記録

 ◎婦団連研究員の三宅島噴火災害レポート

 ◎噴火の際、通信網を守ったNTT社員等の記録


  ★関連ブログ
    祝 全島居住制限解除




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  ★Books


楽天ブックス: 三宅島噴火始末記 - 帰島5年間の記録 - 村榮 : 本


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楽天ブックス: 2000年三宅島噴火・避難 - 子供たちの記録 - 松尾駿一 : 本





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楽天ブックス: 三宅島噴火避難のいばら道 - あれから4年の記録 - 村榮 : 本












この1週間の島の風景

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 3月31日(木)の伊ヶ谷港。年度末は、会社の先輩や学校の先生、東京都(三宅支庁・保健所など)の職員、三宅警察署、NTT社員などのみなさんの離任で紙テープの嵐。島の復興のために力を尽くしたみなさんありがとうございました。

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お世話になりました。またお会いしましょう!


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錆ヶ浜の海ではカモメたちも見送りに?港周辺を飛び交ってましたが、この日船は伊ヶ谷港から

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森ではコキクガシラコウモリも?
身近に飛ぶコウモリを初めて見ました

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チョウチョのような飛び方で、最初まさかコウモリとは・・

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羽子板の羽根のような謎の種子も

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はちじょうきぶし(八丈木五倍子)の花。
木五倍子にどうルビをふるのでしょうか?
よく暖簾のようだといわれますが、下から眺めると風にゆらめくモービル。
いま23区では新宿御苑の新宿門を入って直ぐのところに咲いているはず?

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春になり、枯損木より目立ってきたヤシャブシ(夜叉五倍子)の新緑。火山ガスに強く、溶岩原を林に変えていく先行植物の一つ。アレルゲン性も指摘されるが、島の緑を復興させる縁の下の力持ち。


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これも初めて見た白ツバキ

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 島中あちこちの日陰地で見るスミレのような可憐な花。高さ10~15㎝くらい。
葉っぱは ♡ ♡ ♡ 






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by Wamploo | 2011-04-06 18:50 | 三宅の風景



噴火から10年、帰島から5年、火山ガス「噴出ヤメッ!」とは、なかなかならない三宅島に、元気を取り戻してもらえるように、写真を中心に、テキト~に文章まき散らし、テキトーに規則正しく綴っていければと・・・
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