三宅島 元気ハツラツぅ?

コタツで読書の冬 その2

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  今週は、東京都心や多摩でも1月23日(月)夜遅くからの雪で、翌日からも4cmの積雪の影響でしばらく通勤・通学が大変だったようですが、三宅島も24日に初雪。
  といっても、雄山の山頂だけですが(初冠雪)。気温上昇や雨ですぐ消えてしまうと思われましたが、今日もまだ白い綿帽子を被ってます。やっぱり三宅も冬なんです。 26日昼前には平地でも雪が降りました。写真を撮る暇もなく、3分ぐらいで止んでしまいましたが、一瞬目の前がまっ白となる三宅でははじめた見た光景。
 そのようなわけで、寒さがりのオジサンは、前々回のブログに続き、コタツで読書の冬継続中。


その正義があぶない 小田嶋隆  日経BP社

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  12月半ばに紹介 した元TBSのADで83年の噴火時には三宅島を取材をしたという島にも縁のある小田嶋隆さんの 「地雷を踏む勇気」 の続編。

<毎週金曜日に公開されるや否やネットで大議論を巻き起こすコラム 「ア・ピース・オブ・警句」 。それはまさに数十万人が参加する「オダジマ白熱教室」。原発に、保安院に、なでしこに、石原都知事に、誰もが一言いわなければ気が済まない。眉間にシワを寄せ、鼻の穴をふくらませながら語られる「正義」に水をかけ、時にスベり、時に火だるまになりながらも、前のめりで切り込んでいく男・小田嶋隆の真骨頂ここにあり。(ブックジャケットより) >

 このなかで一番秀逸だったのは、橋下徹氏が「その番組がなければ知事になれるわけなかった」と述べた「島田紳助元司会者」を取り上げた「紳助シンドローム」。
(紳助氏のイラストにつけられた「行列ができる非合法相談所」というキャプションも)

  新年早々、吉本の大崎洋吉社長が、4ヵ月前に暴力団との親密交際により引退に追い込まれたばかりの「紳助元司会者」の「復帰待望論」をぶち上げて、大ひんしゅくをかった。
 小田嶋さんも二度と芸能界に戻って欲しくないと願っていたが、いろいろ検討した結果、早く復帰して欲しいと考えを改めたという。政治家に転身されたら、かなわないというのがその理由だ。
                      ◇
 Wamplooも小田嶋はんに同感でんねん。なんちゅうても大阪だっさかいな!立候補すれば「2万%」当選まちがえおまへん。
  いまでも「行列からきる」出演者の2人が参議院議員と大阪市長/前大阪府知事になっていまんねんから。特に橋下市長はんは、みんなの党、「おじいさん新党結成にいそしんでいる、気の小さい」閣下から、選挙中あんだけアカンいうてた民主党・自民党、公明党まで軒並み橋下はんになびいておるんやで(そないな節操のないことをやっておるからダメやといわれるんやけどな)。

  かって「自民党の総裁候補にしろ」と要求した"どげんかせんといかん知事"の最盛期にも勝る権勢を誇る今太閤みたい御仁ですからな。ダメな内閣や政党に取って代わる日本を救う正義の味方、総理の呼び声も。
「今の日本の政治で一番重要なのは独裁」とか「選挙で勝ったら何をしてもいい」というおひとと、その「恩人」の元司会者がタッグ組まれたら、これはごっつい怖いことになりまんがな。


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      三宅島の西側の利島と伊豆半島の向こうに見える富士山も雪化粧


原子炉の蟹 長井彬 新装版 講談社文庫

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 江戸川乱歩賞史上最高齢で受賞した長井彬氏の1981年(S56)第27回受賞作品。
  推理ものに はまっていた10代の頃、図書館でふと手にした作品。
  その時の印象が強烈で、3・11後再読したかったが、絶版で入手できず、先日ブックオフでやっと発見。ただ昨年末に新装版として再版されていたんだけどね。


  サスペンスなので、詳細は書けないが、電力会社下請け企業の社長が、津軽海峡で青函連絡船から失踪するという事件を追った新聞社が、大量被曝し、「サルカニ合戦・・」と書かれた紙切れを握っていた死体がドラム缶詰めにされ処分されたという真相をスクープする。しかし、裏取り作業の甘さをつかれ、捏造記事にされてしまう。さらに、死体処分を証言した人物が原発建屋内という密室で刺殺され、さらに事件の裏で糸を引いていると思われた・・・・。

  一般には原発のことなどほとんど知られていない時代。原子力発電所の内部構造や今も変わらぬらしい作業員の杜撰な募集・雇用などの最先端技術を集めた原発の前近代的な仕組みなど元新聞記者らしい緻密な調査に基づいて執筆された作品に初読時も衝撃を受けた。
  執筆から30年以上経った現在でもこの作品の価値はまったく損なわれていないどころか、電力会社をはじめ原子力村という密室の隠蔽体質が、福島第一原子力発電所事故に繋がったことがよく分かる社会派本格推理小説である。


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      寒い夜は鍋(今晩は豚肉のみぞれ鍋)を肴に熱燗に限ります


マネーボール マイケル・ルイス 武田ランダムハウスジャパン
(原題:Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game
 「マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術」)

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  これも2004年と少し前の作品。
  昨シーズン松井秀喜が在籍し、この2012年の春に日本で、イチローのシアトル・マリナーズとの開幕試合を行うオークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンの物語。

  昨年末 ビラッド・ピット主演の同名映画 が公開されたという記事を見て、長年読みかけでしまい込んでいたのを思い出し引っ張り出す。


  プロ野球のゼネラルマネージャー(GM)といえば、巨人の清武GMとナベツネ(渡辺恒雄)氏のバトルが昨年末話題となった。
  GMといっても親会社からの天下りで、けっして野球に詳しいわけではない。そうした素人GMと「俺は最後の独裁者だ」と清武さんにいったというメディアのドンとの争いは、いつまでも権力を手放さない長老支配は簡単に変わらないという日本社会の縮図のような結論が今のところ続いているようだが・・・?。

 話題を「マネーボール」にもどすと、 ビーンは、期待の新人としてニューヨーク・メッツにスカウトとされるが、メジャーで大成できずに現役引退する。引退後、チームスタッフとなり、超高校級選手といわれた自分が活躍できずに終わったことから、選手の正当な評価方法を模索していく。

  そして、年俸の高い選手は使えないメジャ-でも屈指の貧乏球団のGMとして、選手の評価やチーム戦略をデータの統計学手法から分析する方法(セイバーメトリクス)でチームを強化する。他球団で評価されていない落ちこぼれ選手を独自の評価指標で獲得し、活用していくのだ。

 日本プロ野球にたとえると、お金に飽かせて他球団の4番打者やエースを引っ張ってくる読売巨人などに対して、広島カープがトレードで年俸の高い選手を放出し、スカウトした安い選手を上手く使って、強豪チームにのし上がっていくようなイメージ。もっとも広島は相変わらず年俸の高くなった主軸選手を放出するだけのため、カープ坊やも泣きっぱなしだが・・・(>_<)

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 データ野球といえば、日本では90年代ヤクルトの黄金時代を築いた野村克也監督のID野球が有名だ。ただ、野村監督のIDはピッチャーの配球の癖を読むなど職人的な要素が強いものだった。

  ビーンの取り入れた方法は、選手のトレードも試合運びも、打者の出塁率・長打率や投手の奪三振・与四球等の数値を重視し、バントや盗塁、被安打数や防御率・勝利数にはほとんど着目しないなど革命的なデータ主義だった。
  「スポーツではなく、金銭ゲームになってしまった」といわれていたメジャーリーグの世界で、貧乏球団がその不公平なゲームに勝利するための技術であった。

  日本とアメリカのデータ野球、どちらがおもろいか?
ビーンの独創的な工夫は大いに買うのですが、プロフェッショナルスポーツとしておもしろさも必要ではないかと思うと、ビジネスモデルのようなセイバーメトリクスより、月見草の野村監督のID(いやみで毒舌?)野球のほうが、見ている方はいろいろ楽しめるかも??


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d0161382_2059969.jpg★前回の「コタツで読書の冬」 で紹介した小島慶子さんが、26日木曜日放送の
「キラ☆キラ」
で、3月いっぱいで同番組を降板することを告げたらしい。
 残念!小島さん、これまでもそうなんですけど、番組の評価がクライマックスかなと思う頃、スパッと降りるんですよね。まったく逆のナベツネさんや気の小さい知事閣下に見習って欲しいものですが、「オジキ」の看板番組が終わってしまうのは本当に寂しい。
  ニュース記事 等によれば、新たなリスナー獲得のため「40~50代の男性の共感を得られる話しをしてほしい」というTBSの要望に「今聴いている人をまず大切にしたい」と局側の求めてきた役割とのギャップから決断したらしい。



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by Wamploo | 2012-01-28 22:02 | Other
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噴火から10年、帰島から5年、火山ガス「噴出ヤメッ!」とは、なかなかならない三宅島に、元気を取り戻してもらえるように、写真を中心に、テキト~に文章まき散らし、テキトーに規則正しく綴っていければと・・・
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