ソーレ ソレソレ お祭りだ -後の祭りVersion-
「マリンスコーレ21 フェスティバル」と順番が前後しましたが、神着の御笏(おしゃく)神社で7月17日・18日に行われた島の大きな祭りの一つ「牛頭天王祭」をご紹介。
「牛頭天王祭」の正しい読み方は ①ギュウトウテンノウサイ、②ギュウズテンノウサイ、③ウシガシラテンノウサイ、 ④グトウテンノウサイ ⑤グズテンノウサイ、⑦モウーアタマテンノウサイ、さあどれでしょう。 正解は、ゴズテンノウサイでした。ざんねんハズレ!難しい、漢検1級ならよめるのかな? 祇園祭で有名な京都の八坂神社を始め、近畿・中部から関東を中心に牛頭天王を祀った神社は、全国に点在している。 牛頭天王は、明治以前千年以上に渡り、農村をはじめ広く民衆に身近な存在として信奉を集めてきた疫病を防ぐ神様である。ちなみに「てんのう」とは、江戸時代の一般民衆においてはにエンペラーではなく、牛頭天王のことを指し、天王洲アイルの地名も、牛頭天王に由来すると言われている。 国家神道を統治の基本に据える明治政府が行った廃仏毀釈で、仏教と神道の混合神であり、不敬な名前ということも加わって徹底的に弾圧された。牛頭天王をまつる祇園社、天王社などのほとんどの神社は、八坂・素盞嗚・須佐・津島神社などに改名し、スサノオノミコトに祭神を変えてしまった。祭りも「天王祭」や「祇園祭(牛頭天王はもともとインドの祇園精舎の守護神)」はあるが、「牛頭天王祭」というフルネームが残っているところは、検索した限りでは、福島県白河と栃木県日光と三宅島ぐらいしか見当たらない。いわば「消された神」であり、参拝する人々にも忘れられた気の毒な神なのである。 (牛頭天王の画像は http://rihaku.jugem.jp/?day=20060801 にありました) 祭りのメインは、やっぱり御輿。 三宅の牛頭天王祭は、神着郷土芸能保存会によれば、二百年程前、神着村の農民が伊勢参宮の帰途京都祇園祭を見て始めたものという。 牛頭天王祭は、御輿と木遣り(榊持ち:写真右側)、太鼓の三つが一体となって行われる 三宅の御輿は「担ぐ」ではなく、「揉む」という スクワットのように上下に揺さぶるなど四方八方に動く光景は、 揉むがまさにドンピシャ 大きくなったら ボクも・ ・ ・ ・ ・ 夕方から揉まれ続けた御輿も夜八時過ぎようやく宮入 島の子供たち手書きの灯籠が吊り下げられた参道 境内では盆踊り大会 東京都の無形民俗文化財に指定されている木遣太鼓も登場 警備のおまわりさんまで仮借なく櫓の上に引っ張り上げらてしまうのが三宅流?! 祭りの夜はまだこれから・・
by Wamploo
| 2010-08-07 18:08
| 三宅の風景
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